コラム

デジタル時代の新しい経営を目指して

半田法人会は、「税を経営に活かす、よき経営者の団体」として、租税教育、異業種交流、税務研修などを中心に活動を続けてきました。これも当会への会員の皆様のご理解とご協力の賜物であり、長年のご支援に心よりお礼を申し上げます。

さて、震災と大規模事故で幕開けした2024年の日本は、急激なインフレへの対策や暮らしの改善を目指して、大企業から中小企業までが一貫した賃金上昇を行ってきました。しかしながら、急激な円安により日本経済は不安定要素が増していますが、生活を豊かに安定に導くためにも一人当たりのGDPを伸ばすことが重要だと考えます。

また、大規模な自然災害の危険性が増しており、日頃から防災準備に取り組むべきです。震災後は、命を守るとことはもちろん、自助が70%の政府の考えに基づき、復旧後の事業継続のためにも、今から長期にわたる防災準備が必要です。

このようななか、申告納税制度では、税の公平性を担保するためにデジタル化が加速しています。私どもが生活する現代社会では、ますますデジタル化が進み、その技術の進歩は、家庭や職場の環境を大きく変え、新しい可能性を開く一方で、新たな課題も生じています。

このデジタル化の波を乗り越え、豊かな未来を築くためには、わたくしども一人一人が積極的に取り組む事項があります。まずは、子供たちがデジタル技術を正しく活用できるように、家庭や学校などでリテラシー教育を推進するとともに、正しい機器の利用や安全でインターネットなどが活用できる環境を整えることが求められます。職場では、デジタルツールを活用し、業務の効率化や生産性向上を図ることが必要となります。当会でも、サイバーセキュリティや個人情報の取り扱いに今以上に注意を払い、事務局の運営をはじめ、デジタル化を積極的に取り組んで参ります。

今夏は、未来を担う子供たちのために、コロナ禍で延期していました「はやぶさ2」のプロジェクトリーダーの津田雄一様による講演会を開催しました。「はやぶさ2」は、JAXAの小惑星『リュウグウ』のサンプルリターンの実現に向け、入念な計画を立て準備を重ねて、9つの世界初の工学技術を開発、実現されたそうです。予想をはるかに超える成果と言われていますが、すべてが順風満帆だったわけではなく、プロジェクトチームが一丸となってミッションの実現に挑んできた結果です。津田さんのご講演に目を輝かせていた子供たちの中から、近い将来、夢に向かって果敢に挑戦するリーダーが誕生してくれることを願ってやみません。

最後に、当会は愛知県法人会より「どうする 半田法人会」-広げます活動の輪、つなげます次の世代へーをスローガンに「運営研究会」に指定されました。ビジョンを中心に新しい法人会を目指して参りますのでこれからもご支援、ご協力をよろしくお願い致します。

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