コラム

半田法人会 会長挨拶

公益社団法人 半田法人会 会長 牧野 克則

2020年、公益社団法人半田法人会は、創立70周年を迎えることができました。
永年、税務当局をはじめ、多くの会員やご支援頂いております皆様のご厚意の賜物であり、心よりお礼申し上げます。半田法人会は「よき経営者の集まり」として、「税のオピニオンリーダー」として、税知識の普及、納税意識の高揚に努め、次代を担う後継者育成のための研修会の開催や、多くの社会貢献事業などにも取り組んで参りました。特に、女性部会、青年部会、調査部会をはじめ各委員会の精力的な活動や、地域に根ざした13支部の活発な活動が発展につながってきたと確信しております。
本年3月以降、コロナ禍で従来のような会議や研修会、交流会などの開催が感染予防のために実施できない状況が続いておりましたが、10月27日の理事会開催を機に、3密を回避し感染予防を徹底して、会議や研修会、会員拡大事業などを再開しています。
コロナ禍以前の私どもを取り巻く環境は、100年に一度の大変革にあると言われていましたが、コロナショックにより従来の経営計画の大幅な修正を余儀なくされています。経営におけるイノベーションが最重要課題になっており、既存事業を維持しつつ新規事業を成長させるためには、守りと攻めの経営バランスの実践が、コロナと共生する時代には欠かせない条件だと思います。
新政権は、感染症対策を徹底して経済再生を目指し、規制改革とデジタル化を大胆に取り組む方針を示しています。コロナ収束後は前の世界に戻るよりも、新たな船出を期待する声が大きくなっています。日本はデジタル化が遅れていると言われていますが、世界がDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代を迎えた今こそ、組織能力の変容を遂げ、国民生活や行政機能の中でデジタル化の推進を加速度的に拡大すべきです。
半田法人会でも税知識の向上やe-TAXの利用促進などにおいて、早急に新たなデジタル化の変革に取り組んで参ります。
今後も地域に根ざし、会員の皆様に役立つ法人会を目指し積極的な活動をして参りますので、引き続きご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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